あなたの住む土地は、昔は池だったかもしれない

そろそろ持ち家について気になる年頃である。

ということもあり、少し前に「買ってはいけない家と土地」という書籍を読んでいて面白い地図について知った。

それは「歴史的農業環境閲覧システム」という。江戸時代の東京などの土地の様子がわかる。土地を見るときには、時代を遡るべしとのこと。 この地図が面白いのは、今と昔の同じ箇所にカーソルが出てくるので、比較が簡単なこと。

明治初期から中期にかけて関東地方を対象に作成された「迅速測図」と、現在の道路(赤線)、河川(水色線)、鉄道(灰色)、土地利用図とを比較することにより、農村を取り巻く環境の歴史的な変化が閲覧できます。

拡大縮小も自由度が高いので、文字まで読み取ることができる。

で、今の賃貸マンションの周辺はというと、竹と書いてある。

武蔵小山や荏原のあたりは、江戸から明治時代あたりは竹林でたけのこがたくさん採れたと聞いているのでまあその通りなのだろう。昔は無かった現在の中原街道には畑と竹やぶが広がっていたはずだ。びゅんびゅんと車が駆け抜ける風切音は、100年前は、竹が揺れる静かな音だったはずだ。想像が楽しい。

目黒川を見ても、今よりかなりくね曲がっていたことがわかる。目黒川は、かなり手入れされている今でも台風や大雨で決壊のリスクあるからね。

古地図面白ね。本気で土地を買う時期になったら、もっと真剣に調べるでしょう。

出典:国土地理院ウェブサイト「歴史的農業環境閲覧システム」

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