今回は、猫と共に暮らすために必要な住まいづくりについて記してみたいです。猫の習性に配慮して計画しないと、人にも猫にもストレスになります。猫だけのためになりすぎず、しかし猫のことを気遣う、そんな思いで私たちは家づくりをスタートしました。そして我が家では、概ねうまくいっているのですが、一つ頭を悩ませてることがあるので、それを書いてみたいともいます。
インド猫との約束
新しい住まいを求めた理由の一つは、インドから2016年に連れてきた猫の存在もありました。この猫がまだ若いうちに、もう少し広くて自然豊かなところに連れていきたい、という約束です。インドではバルコニーに様々な動物が見られ、今よりずっと刺激のある生活を猫も送っていました。
猫との住まいづくりの参考書
私たちが猫と暮らす上で、参考にした本は数冊ありますが、手元に残し読み込んだのは次の一冊です。
おかげ様で、吹き抜けのキャットウォーク、臭いを制御できるトイレ、外に飛び出しにくい玄関などは無事につくることができました。
課題多き網戸
さて、夏から秋にかけて新居で過ごしてみて、一番の悩みは自由にあけられない窓が出てきてしまったことです。我が家の窓は、LIXIL製のサーモスです。
窓自体は、枠も細くてデザインは気に入っています。注目すべきは、網戸です。網戸は、様々なタイプがありますが、一つ言えるのは若く好奇心旺盛な猫がいるお宅はペットネットが必須であるということです。
しかし、ペットネットは引き違い窓しか設定できないという盲点が!(2020年10月現在)ちなみに引き違い窓とは、この画像のような一番標準的な窓です。
正直なところ、家のプランニングをしているとき、網戸についてまで深く思考する余裕がありませんでした。そのため、おおよそ全てにペットネットが入ると思い込んでいたのですが、すべり出し窓には、猫が簡単に突破したり、壊してしまう網戸が装着されます。いや、人間だけが暮らすのであれば、とても素敵な収納性を備えた美しい網戸なのです。しかし、うちの猫にしたら、それを突破するのは一瞬でした。幸い、簡単に外れてしまうため壊れにくくはなっています。
ちなみに、ペットネットも何の対策もしないと、簡単に開けて出ていかれてしまいます。網戸ロックは安価でとっても優れもの。
さて、そのため我が家の8箇所の窓は、自由に開けっぱなしにできない状態です。一度、二階の窓の隙間から深夜に猫が飛び降りて外に脱走していたことがあり、朝方入れて欲しいと窓の外にいたのにはびっくりしました。妻曰く「夜中にドスッと重い音がした」とのこと。
うーん、対策しないと、風がめぐる家を構想したのに、その出入り口を塞いでしまうことになってしまう。
なかなか、いいアイデアはネットを検索すること数年ですが見つかっていません。もちろん、格子のある脱走防止ネットを立てるアイデアは散見されますが、どうしても景観的に受け入ればたく。。。
そこで、一つ構想中なのが、ペットネットとマジックテープを使って窓の内側の枠に直接貼り付けてしまうDIY網戸です。今年は、もう涼しくなってきているので来年の夏前に試してみたいと思っています。アマゾンやホームセンターなどで、次のような破れにくい網戸を入手することができます。この隅に、強力なマジックテープをつけるのです。(こちら2021年、22年と試しましたがうまくいきませんでした・・・)
今日は、まだ構想中で対策をしきれていないのですが、猫との暮らしで気を付けたい住まいづくり・網戸について書いてみました。