5時起き生活は定着し自分の薬になるか

今回は、新生活を始めて3ヶ月ほどたって、はじめた早起きについて書いてみます。

5時15分に起きて文章を書く

ここ3回ほど、朝5時台に起きてこのブログにあげる文章を書いています。これまでも、2011年に勤めていた会社を辞めたタイミングで、朝型生活を目指し1週間だけ4時に起きて活動を始めてみましたが、辛くなって見事に1週間で辞めてしまいました。
その原因は、いろいろありますが、一番の理由は独身、無職(正確には30代の学生)、自由な時間はたくさんあって別に朝でなくてもよかったというのが今思うと一番だったと思います。

それから9年。結婚して子供がいる今の生活は状況が違っています。自分の時間と家族の時間と切り分けるなら、普段通りの仕事をする自分の時間は、子供が保育園にいっている時間にできるので何ら困ることはありません。

しかし、最近、自分時間にも二種類あることがわかってきました。それは、オフでもオンでもない、ニュートラルなアウトプットの時間です。ニュートラルと書いたのは、仕事でもないし、完全に遊びでもないという意味です。
例えば、僕にとってはそれはこうして早朝に一つ書くことを決めてブログを書いていることです。

特に、コロナの影響で家族と共に家で過ごす時間が増えた昨今、自分だけで過ごす時間というのはほぼなくなりました。一人ニュートラル時間というのを捻出するのが難しくなっている中で、改めて早朝の時間を見直すことになったのです。

早朝執筆を勧める作家

早朝の時間が特別であることを、僕は二人の作家が書いていることから知りました。

最初は、10年以上も前に、村上春樹さんのインタビュー集で知りそして1回目の実践となったわけです。村上さんは4時に起きて原稿を書き始め9時ごろには終えて、1日の仕事を完了するといいます。この習慣とその後のランニングなど運動が、心身を整えて長く仕事をし続けるのに貢献している、という内容だっと記憶しています。しかし、僕の場合は、冒頭で記したようにあえなく断念。

そして時を経て、今度は、坂口恭平さんの「自分の薬をつくる」という著作の中で知りました。

坂口さんは、この本の中で、自分にとってベストな薬とは「自分の日課をつくる」ことだと述べています。坂口さんも、村上さんと似ていて4時起床、4時半執筆開始で朝9時には仕事を終えられています。長らく躁鬱に苦しまれた坂口さんにとって、飲む薬よりも、こうして実践する日課こそ自分の薬だっといいます。

そして、もう一つインパクトがあった一言は、インプット過剰で、アウトプットの欠如だとも述べています。インプットも、スマホから垂れ流されてくるファストフード的な情報、そしてそれをどんどん食べていないのに、排泄しないからもっと情報のうんちをすべきだと。

うーん、特にインププットとアウトプットのバランスについては、おっしゃる通り。

ですが、この手の話は、知識で知っていても、実践できないと意味がないですね。僕は、意思がそれほど強くないですから余計にそれを実感します。

早起きには助けが不可欠

早起きにも、それなりに工夫が必要です。僕の助けになっているお助けツールは次のものです。

  • 精神的な支え
  • 一行アイデア
  • Apple Watch

精神的な支え

日課というスケジュールの決め事に加え、その意味づけです。僕でいうと、坂口さんの「インプットとアウトプットのバランス」は、精神的支柱(というほど大袈裟ではないですが・笑)になっていると思います。

一行アイデア

寝る前に、朝起きてやってみたいことを一行のアイデアにしておきます。僕の場合は、noteで書きたいトピックについて、シンプルな一行くらいにします。あんまり出ない時は、その日はもしかしたら起きられないかもしれません。ちなみに、この文章を書いている日は、「新生活の朝時間の意味」について書いてみようかと決めて寝ました。

Apple Watch

Apple Watchがいいのは、装着しながら寝ることで、家族を起こさずにバイブレーションで自然に近い目覚めができる点です。
僕は10月にApple Watch6に買い換えました。時計は長く使うものという意識があったので、2015年から初代を5年間使ってきましたが、これは変えて大正解。電池が長持ちになったことで、入浴中だけ充電して、付けっぱなしで寝ることで睡眠分析もできるようになりました。また、ソロループというシリコンバンドはバックルがなくてつけているのを忘れるつけ心地です。

朝になったら、体が覚醒する明かりが差し込む窓があるとよりよいと思いました。冬に近づくにつれて、5時はまだ暗い時間ですが、徐々に明るくなっていくのを実感するだけでも体が起きていくのが分かります。
我が家は、ちょうど北東側に吹き抜けがあり巨大な窓を入れているので、徐々に明るくなっていく葉山の山と空を眺めながら机に向かうことができます。これはいい動機づけになりますね。

我が家のインド猫は、ご飯を早朝に食べる習慣があるため、3時や5時のタイミングで起きます。実のところ、僕の早起きも、この猫が起きたタイミングから始まりました。ちょうど5時に起こされ、目覚めがよかったので、そのまま書きはじめたのがきっかけです。
人間以外の、環境と本能により忠実に生きている生き物のバイオリズムに合わせてみるのも、実はいいかもしれません

まとめ

今回は、早起きについて書いてみました。はたしてまだたったの三日目。習慣として定着するかどうか、まだ微妙なところですが、定着させるためにもこうして書いてしまって自分の意思を固くする一助にしたいものです。これから、寒くなるので、その対策も必要になりそうですね。継続の状況は、このブログの更新が進んでいれば成功しているということにもなりそうです。緩くやっていきます。