住まいの計画はお金も大事。フィナンシャルプランナー竹下さくらさんに相談して気づいたこと

 

住まいの計画はお金の計画でもある

当たり前のことかもしれませんが、住まいの計画を実現するにはお金がかかります。しかも、不動産を購入するとなれば、これまでの人生で購入したどんなものよりも高額です。

ここ最近の首都圏や大都市圏の費用は下記の通りです。

・新築マンション価格(首都圏):5,895万円(不動産経済研究所, 2019)
・注文住宅の購入資金(三大都市・土地含):4,472万円(国土交通省, 2017年)

新築にこだわらなければ、これほどの資金は必要はないのですが、リノベにしてもそもそもの物件購入費+1000万円ほどと、それなりの資金はかかりますね。

うーん、日常生活でハンドリングする金額としてはかなりの額!

我が家は、こだわりの強さから(?)やはり注文住宅を実現したく、平均的な感覚で4,500万円くらいを一旦目処かなと考えていました。

(近い将来、サブスクリプション型住宅で多拠点済放題のような住まいにそれほど費用をかけたりしない時代になる可能性もありますけれど)

話を聴くなら独立系フィナンシャルプランナーにすべし

何冊も資金関連の本を読みました。中心的に読んだのは、設計士が書いている本の中に記載されている資金のページ、それと住宅ローン関連の本です。

それらの本を読み勉強していくうちに、住まいの検討をはじめて、不動産会社の方々、マンションデベロッパー、ハウスメーカーと話を伺うと、独立系のフィナンシャルプランナー(以下FP)と組織に所属しているFPでは、アドバイスの内容がかなり違うことがわかってきました。

考えてみれば至極自然で、誰しも自分たちの組織に有利なトークをするのは当然です。より中立的な視点で、少し厳しい意見をくれる人が貴重です。

そんなこともあり、独立系FPの中でも著作を読み、もっとも納得感のあった竹下さくらさんに住まいの計画を実行に移した場合の家計の未来を相談しにいくことにしました。2019年7月時点で、銀座のオフィスで2時間の相談でライフプランニングを推計してもらいレポートを作成していただいて2万5千円という価格設定でした。

◆竹下さくらプロフィール兵庫県神戸市生まれ。 慶應義塾大学商学部にて保険学を専攻。 損害保険会社の営業推進部および火災新種業務部を経て、 子会社のwww.office-takeshita.com

お金の話をデータを見ながら夫婦で話すことに意義がある

FPに相談にいくことの意義の一つは、夫婦間で大真面目に家計の話を事実である数字を見ながらできることです。更に、FPという第三者がはいることで、冷静に考えることができるようになります。

私たち夫婦も、自分たちの家計や私的な預金状況などがどうなっているのかを完全に明らかにしたのはこれがはじめてでした。お金に対する感覚は夫婦間でもかなり違うものだと思いますので、なかなか冷静に話し合えないこともあるのではないかと思います。

これをしておくことで、住宅ローンという大きな金額を返済しながら、その他のライフイベント、たとえば子どもの教育なども平行して一枚岩でやっていくための意識づけになります。

将来の傾向を知り備えられることがFPに相談する価値

相談してみて改めて、自営業同士である私たち夫婦の将来の見通しが難しいかを再認識しました・笑。例えば、定年退職は何歳でそのときに退職金はいくらであるか、この問いは老後の資金計画を見通す際に結構大事な要素です。しかし、自営業(私は一応法人経営者ではありますが)にとって、それはかなり変わる可能性が高い将来のあてです。

まあそれでも、今の時代仮にサラリーマンだったとしても、確信を持って引退の時期を回答することなんてできないかもしれません。

竹下さんがおっしゃるには、あまりデータの細かさにこだわって推計精度を求める必要はない、とのこと。

むしろ大事なのは、将来、自分たちの家計のトレンドがどうなる可能性があるのかそのシナリオを知っておくことだと実際にお会いしたときにも仰られていましたし、新刊の著作でも述べられています。

子どもの教育費と住宅ローンを並行して払っていくと、かなりの確率で一時的には家計は赤字になります。また、住宅ローンをいわゆる定年退職後まで組んで70代になっても返済するとなると、老後に家計が破産するリスクもあります。(結構多いのだそうです)

今の段階から、その予兆が見えるのであれば、みすみすそうなることはないので何なんも前、いや十年二十年前から対策の決断が可能です。

夫婦や家族と、そのリスクを乗り越えるための意識合わせもできます

私も、今回FPの竹下さんに相談して一番得られたことは、自営業だから不安定で不安だから行動に移せないのではなく、いつごろどんな危機の可能性があるから、働き方を変化させたり、暮らしのコントロールをしてお金をより貯めるモードになろう、など前向きな意思決定ができることだと強く思いました。

この相談後、確かに危機感も持ちました、一方でそれが事前にわかっていることによる安心感も得られました。2万5千円でこれが得られたことは安いと思います。

さて、FPへの相談を経て、いよいよ私たちの住まい計画は、より真剣モードになり実現へと一歩近づいたのでした。

住まいとお金を考えるために参考になった本

↑ 一番最初に読んだ本です。「コントロール力とは貯蓄力、これさえあればローンを組んでも大丈夫」という学びが頭に残っています。

 

↑ 竹下さんの最新刊。この本はワークシート的なものになっていて、自分でフィナンシャルプランを組み立てやすいです。URLがついていて、家計の推計ができるエクセルをダウンロードできます。これは大変便利。条件を変えて計算して、いつまでにどのくらい収入と貯蓄を確保しておくべきかに気づけます。

↑ 住宅ローンを考えるとき、子どもがいれば教育費を同時に考えることは必須です。

 

↑ 読んだ住宅ローン関係の本が女性FPのものばかりだったことと、どの本も35年ローンを安易に組まず、退職の65歳までには完済するプランで!と書かれている中、この本だけが35年でもその人のライフプラン上適合していれば問題がない、とう論調だったので意見のバランスをとるため読みました。

 

↑ 設計士の立場から、理想を求めて設計や建築に必要な費用感や予算不足のときの対策などが書かれています。

 

↑ Q&A方式で2〜3ページで回答があってわかりやすかったです。

 

↑ 改定7版にもなっているので念の為読みました。みずほ銀行のシュミレーターを使った推計方法についてはこれが一番詳しかったように思います。