物件見学はフィールドワーク、その記録・共有は動画+Google Photosが便利

 

今回は私の物件(土地)探しの際に残した記録方法について書いてみたいです。

 

物件見学はフィールドワークそのもの

物件の見学時は、なるべく自分のペースで現地をただ訪問するだけではなく、リサーチもしたいものです。

私は、不動産屋の担当者と回る他に、自分で実際に電車やバス、徒歩でリアルに生活しはじめたときの体験を少しでもしてみることにしています。

確かに、車で現地まで連れて行ってもらうのは楽ですが、そこまでの道のりに何があるのかを知ることも、その物件を評価する大事な要素なはずです。

記録は動画、つぶやきも

現地を訪れたときは、できるだけ動画を撮るようにしました。

動画を撮るメリットを列挙すると次の点です。

・360度の視野をカバー
・環境の音も残せる
・その物件に至る経路の体験から残せる
・自分のつぶやきをメモの代わりに録音可能

では何を撮っておくとよいでしょうか。

なるべく、現地での体験を思い出せるように多めに撮っておくと後でよかったなと思えました。

・物件(土地、建物)そのもの:現地写真、不動産屋がくれる土地のパンフレットやちらしのキャプチャ
・物件の遠景
・物件に接する道路
・物件までの道:坂道やブロック塀があるなど危険な道があるときは特に。
・周囲の環境:隣の家、山・川・崖があれば撮る。標高を示す標識も重要。
・交通手段:バス停、最寄り駅
・ゴミ捨て場
・近隣の店:スーパー、コンビニなど

海に近い町は標高も気にしながら探していました

記録はGoogle Photosが便利

人類学のフィールドワークでは、フィールドノートに見聞きしたり気づいたことを詳細にメモしていきますが、物件訪問時は、Google Photosが便利だと思いました。

我が家では夫婦揃って現地を見に行けないことも多々ありましたので、主に私が現地で動画を撮影し、Photosのコメント機能でその場所についてキャプションを入れていきました。

キャプションの要素は次のものが入っていると現地を体験していない妻にも伝わりやすいとの声をもらいました。最低、どこであることかと所感は必要でしょうね。

・物件名称
・住所
・動画に含まれていない要素の補足
・所感

あと、その他の情報として、ハザードマップのキャプチャーを写真として上げておきました。

豊富な記録集は後々効いてくる

物件訪問は、一生に何度もない大きな投資になりますので、慎重にいくつも比較検討していくことでしょう。数多く見ていくと、次第に記憶が曖昧になっていき、よくわからなくなっていきます。

そんなときに、Google Photosに蓄積した記録は効いてきます。ビジュアルと音の情報に加え、そのときの所感もコメント欄で思い出せます

あと、ノートとしてしっかり記載すること自体も大切かもしれません。それについては、無印良品の家でいただける「家づくり応援ノート」が役立ちます。

無印良品の家は、無料で講座を開いていて、一般的なハウスメーカーよりも営業色が弱いので(むしろほとんどない)、一度、こういう場で家やライフスタイルについて考えてみるのもよさそうです。我が家は、2017年に一度参加して、それまで持ち家といえばマンションのイメージでしたが、家という箱から考えるのではなくライフスタイルから考えることができるようになりました。

「初めての家づくり講座」全国のモデルハウスで開催(無料)|無印良品の家高い買い物のはずなのに、家をどうつくるかなんて、誰も教えてくれませんでした。家づくり、何から始めればいいのか、わからない。www.muji.net

 

●現地の環境
・日当たりはよいか
・道路からの長めの良い・悪い
・電柱の一などは気にならないか
・交通量は多いか
・音は気にならないか
・風向き(卓越風)はチェックしたか
・高低差はどのくらいあるか
・ゴミ集積場所の位置
・時間帯別(朝・昼・夜)を確認したか
・転機状況別(晴・くもり・雨)を確認したか

こうして、2019年5〜7月にかけて逗子、葉山を中心に土地の見学をして回り私のGoogle Photosも増えていきました。そして、いくつかいいなあと思える物件と出会えたのでした。(続く)