母の友「スマホとどうつきあう?」特集を読んで決めたこと

2月の少し日差しがぽかぽかとして気持ちいい日曜の午後、1歳3ヶ月の子供と公園にいって滑り台してきました。

武蔵小山のパルム商店街にほど近い公園には、もう一組のお父さん(おしゃれでスマートそうな30代くらいの方)と4歳くらいの男の子がいて、その子は大人の背丈よりもずっと高いすべり台を何度も滑り、お父さんは3メートルほど離れたところにあるベンチに腰を掛けていました。

そのお父さんは、ずっとスマホを見ていて、男の子が滑り台を滑るときにちらっと父親を見ているのだけど視線が合わない。何度も父親の方を見ていたけれど、あまり期待していないのかすぐに視線をもとに戻して再び滑っていました。

これは何気ないことでしょうか?僕は結構大きなことではないかと思いました。子供は、自分のできている様子を見ててほしいから何度も見てると息子が通う保育園で先生から教わりました。

ただ、都会の生活は忙しいから、いろいろ大人の事情があると思います。スキマ時間で読書をしているかもしれませんし、会社のメッセージの処理、友達とのやり取り、単に奥さんや実家の親とやり取りしているだけかもしれません。

ちょうど定期購読している「母の友」で「スマホとどうつきあう?」という特集がありました。
僕も結構なユーザーの部類ですけれど、この特集は大変参考になりました。子といるときは、極めて使わないくらいでちょうどいいとある。それでもちょっと使ってしまうくらいだからとのこと。

できれば、子どもといるときは、必要なとき以外は大人もスマホを使わないでほしい。スマホでSNSやネットに夢中になるのではなく、目の前にいる子どもをまず大事にしてほしいです。子どもが寝るまではスマホはしまっておくなど、メリハリのある使い方をしてほしいと思います。

大事なのは優先順位、内海裕美、「母の友」2019年3月号、P19

特集の最後には、ワンオペ状態でスマホがあるから少しリラックスする時間が取れたなど、救いにもなっているので全く使わないのがよいわけではない、とも書かれていました。確かにテクノロジーの多くは、いい部分と悪い部分の両方があり、白黒つけられるものではないと思います。

ワンオペなどと呼ばれる現代育児の大変さを考えると、スマホをうまく利用することで負担を軽減することは、一つの手段ともいえます。

スマホと私たちの未来、編集から、「母の友」2019年3月号、P33

一方で使わないシーンを決めておくことも重要ではないかと考えました。

滑り台で子供から目を離すことは事故につながる確率が高い

消費者庁が発表した資料「遊具いよる子供の事故に御注意!」では、6年間で約1500件の事故が公園で発生していることを報告しています。

特に、滑り台での事故が多いのが特徴です。事故の中身は転落や下にいる子との衝突とのこと。

確かに、足腰がしっかりした5歳児であっても下から旧にのぼってきた子供との衝突は避けられないでしょうね。

 

食事中の親のスマホ集中も窒息のリスクあり

同じく消費者庁が2017年に発表した資料では、5年間で食品関係の窒息死事故が103件起きていることが明らかになっています。(全窒息事故が623件)

これまでもテレビや新聞を見ながら食べたりしていたかもしれませんが、スマホの方が画面が狭いことから視野がより狭くなったり、没入の程度が深い可能性から事故が起きても気がつくのが遅れる可能性があります。

スマホに没頭しアイコンタクトを怠ることで失うもの

公園のケースも、食事中も確かに事故という物理的なリスクが高まります。しかし、僕はどちらかというと精神的な影響を懸念します。振り返ったときに、見ててほしいと思う気持ちに応えてあげられるのはコミュニケーションの土台をつくるのではないでしょうか。

うちの子を見ていても、新しくできるようになったことをすると、必ずこちらを振り返ってニコッと笑います。とてもうれしそうで、そのうれしさはできることと、それが共有されたことに起因しているように思えるのです。

「母の友」を読んでから決めたことととしては、公園では写真を撮るとき以外は原則スマホは見ない。もちろんベビーカーを押しているときには絶対見ない。見るときは安全地帯で停止しているとき。家でも、同室で子供と一人で空間を接しているときは見ないようにする。

まあ、こうは書いても僕もかなりのスマホユーザーですので、子供がいたら自分でも使わないようにする、見せないようにするくらい決め置いてちょうどよいのかもしれません。あと、最近はもっぱらラジオとして使っているので、見なくていいのはよい使い方の転換なのかもしれません。子供もスマホは音がなるものだと思っているかもです。思い切って映像を見る時間を減らしてラジオ生活にしてみるのも、スマホを見つめる時間を減らし、子どもと笑い合う時間を確保するにはいい方法かもしれません。