ロンドン・ロザハイス 波止場の記憶

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このプロジェクトは、南東ロンドンのロザハイスの港町としての遺産を探索し収めたものです。中でも、17 世紀から1970年代まで栄えた港町の経済活動や住民の生活の名残に着目しています。

プロジェクトをはじめたきっかけは、ロザハイスにあるカフェを写した一枚の古い写真でした。

何も知らずにコーヒーを飲んでいたそのカフェは、1811年頃多発した墓荒しから墓地を守るために自警団が詰めていた監視小屋だったのです。

当時、波止場で働く貧しい人々が医学解剖用に墓から死体を盗んで売っていたといいます。その事実に驚くとともに、この地域の歴史を調べはじめたのがはじまりでした。カフェにとどまらず、この地域には、歩き調べるごとに19世紀のロンドンを彷彿させる興味深い発見がたくさんありました。

 

英語版にはムービーもあります。