現在1歳2ヶ月の男の子と暮らしています。
2018年9月から徒歩3分のところにある新設の認可保育園に入園することができ、平日の朝9時から18時くらいまでは保育園へ通うようになりました。私たち両親がフルタイムで働く間、子どももフルタイムで保育園でがんばっています。
その一方で、このくらいの歳の子は、母乳の免疫が低下してきた時期で、本当によく病気に罹ります。我が家でも、先月インフルエンザ、今週は胃腸風邪になり数日から一週間くらいは保育園を休みます。
そんなときは、病児保育といって区の補助を受けている数少ない施設に預けていくか、私立の高額な病児シッター(時給5000〜8000円が相場)に預けることになります。
我が家では、子どもが病気になったときは、僕が自分で会社をやっていることもあり、妻と交代で休んでケアしています。
そんな一日は、子どもがお昼寝をする1時間半から2時間以外は、ずっとかかりっきりで自分のご飯すらほぼ立ち食いです。仕事は、そのお昼寝の合間に集中してできることに限られています。
なんとなく私たちの気づきとしては、もう仕事は夜まで諦めて子供とおもいっきり遊ぶ楽しむことが、子どもにとっても自分たちにとっても幸せだということです。
やりたいことがあるのに、十分にできないと思うと、イライラやもやもやが始まります。
僕は昭和50年代生まれの40代で、日本のサラリーマンの経験も少しあるので、育児だけですごす日は、少しもやもやしていました。自営業などで独立して働いていると、仕事では、どんな価値を出しているのかを考える習性がより強くあると思います。
しかし、妻が飾った三ヶ月ごろの子供が赤ちゃんだったころの一枚の写真が気持ちを変えてくれました。赤ちゃんだった子はもういなくて、幼児として成長している。ほんとにあっという間の成長に驚くばかりです。ずっと続かないばかりでなく、一ヶ月単位、いや一週間単位で変わっていく関わり方。そんな短期間の関わりでも、夫と妻のどちらかが過度に引き受けると、やはり心身の健康のバランスは崩れるでしょう。だから、できたら二人で交代でできるといいと思います。
それと、子どもが病欠しても、たとえばお腹が緩いなど熱がなく自宅で要観察状態の場合もあります。そんなときは、家から出て外で遊ぶと大人にとっても発見があります。
たとえば、一緒に散歩をしていると、使い方を教えなくても自分で1才児でも本能的に面白いと思って近づいていくも、使えてしまうものがあります。
物理的なボタンがあって、押したり触ったりするとすぐフィードバックが感じられるものはすぐに覚えますね。テレビのリモコン、電子レンジ、インターフォンの受話器、公園の水飲み場などなど。今日は、水飲み場のシーソーのようなレバーをちょっとずつ押しては水が出てくるのを興味深そうにニコニコして遊んでいました。
子どもが好奇心から誰からも教わらなくてもできるUXやUIは、大人だって快適なはず。(といいつつ、保育園で教わっている可能性もあることを保育体験で知ったので後日記したいと思います)
おもちゃよりも、生活の中にあるもので好奇心を刺激し満たせる、子どもの行動を見ていると改めて気付かされます。
子どもの目とこころを一緒に過ごしながらビンビン感じることが、僕にとって育児であり、そして商業人として観察する目を鍛えることにも繋がる気がしています。
これから、デザインリサーチャーが感じた育児を綴れたらと思います。