前回の投稿から随分とときが過ぎました。
また、その間、新型コロナウイルスの流行で外出自粛が出るなど、暮らし方も働き方も随分と世の中は変わってしまいました。
そんな中、我が家の理想の住まい計画は着実に進行し、4月にはとうとう上棟も済みました。土地を探して家を建てるという、一生に何度もある経験ではないのでもう少し記事化しようかと思っていましたが、途中ではて書きたかったのは家を建てるプロセスを書くことではなかったなと気が付きました。
暮らし方を自分たちらしく移行していくこと、が書きたかったことです。
2019年10月から1月くらいまで、設計士のKさんとじっくり議論をして、暮らし方と家のデザインを深めていきました。
そのとき、僕たちの真ん中にあったことは次のことでした。
- 家にいながらにして緩やかに自然とつながる暮らし
- 仕事と私生活が快適に繋がる暮らし
- 食べるものを数%でも自給する体験ができる暮らし
今回、世界的パンデミックが起きているなかで、めざしていた方向がより切実に思えます。これら3つは、今のように自粛生活をしているときに、きっと大きな支えになることでしょう。建築現場にいき耳を澄ますと、川のせせらぎの音や鳥のさえずりが美しく聞こえてきます。それを求めて、公園まで歩いていかなくてもいいのはうれしいです。
あと、仕事。すっかり在宅ワークが普通になっています。在宅で働くなかで、上手に気分を切り替えられるスペースデザイン、背景のデザイン、快適な家具など、家の設計を考えていたときにあったらいいな、と思っていたことが、これからの世の中では必要になるのだと思うようになりました。
今の2DKのマンションではいくらか閉塞感があります。一人の在宅ワークならOKですが、保育園も自粛になり3人がそれぞれのことをしようとすれば空間的にも無理があります。いまは景色だってほぼないに等しい。
6月末に完成予定で工事は進んでいます。このような社会状況のなかで、これまでのところ滞りなく進めていただいていることに感謝しつつ、トランジションに向けて残りの2ヶ月と少しを東京・品川で過ごしていきたいと思っています。
PS:そろそろ家庭菜園の作り方について、本格的にリサーチをしなければと思っています。