最高のクリエイティブ環境はどこ?

@Yayoi Kusama 2012

今回から、こちらのサイトやブログを本家として対象を広げて書いていきたい。

さて、今回考えたいのは、働き方改革について。これには、時間がかかるものだと思っている。

大きな組織ならばなおさら。

あまりの多くの異なる条件の人々を同時に同じルールで、変化させることは困難であるから、月末の金曜日だけをまずは切り替えて形とするのも、ある一歩ではあると思う。

しかし、本質的な改革は個人レベルで数年をかけて変えていくことかもしれない。

「Work Shift」(2012)や「Life Shift」(2016)という本が話題になってきたのも、社会の中の先駆者たちは、そのことをずっと前から気づいていて、密かにシフトへ向けた準備をしてきたのではないだろうか。日本では、不幸なことにも、ある若手社員が命を落としたことが象徴的なニュースとして、その必要性がフォーカスされた。

社会に出てまだ右も左もわからない従属せざるを得ない人々、システムの中に組み込まれてしまい自分だけではもはや変えられないという人も多いだろうから、政府がなんとかしなければというのもあるだろう。

そのため、ここでは個人でできて、それを楽しく変革として出来るという個人的な視点で考えてみたい。

私個人の話しをすれば、こんな感じ。

  • 満員電車に乗らないで
  • クリエイティブな思考が活性化する環境で
  • 面白い仕事を
  • 志を同じくする仲間と
  • 小さなチームで素早い意思決定で

するというのが自分向きの働き方改革だ。

「クリエイティブな思考が活性化する環境」というのはまだ模索中であるが、それ意外は概ね叶っている。なんとなく志向しはじめて、5年くらいはかかったのではないかと振り返ると思う。

満員電車に乗らないのは、別にオフィスの近くに住まえばいいので、すぐできること。その他のことは、縁も大切だし地道に成果をつくっていくことで、有機的にできあがっていくことかもしれない。

問題は、クリエイティブな志向が活性化する環境をどうつくりあげるかである。

この点は、日常生活に工夫を凝らして行く必要を感じている。おしゃれなオフィスを借りたらOKということではなく、いかに生活の中で視点を切り替えられたり、視点を切り替えず思索を深めていける場を持てるかということじゃないかと思っている。

働く場というのは、とても大切なはずだ。そこにいて緊張しっぱなしで、8時間も過ごすなんて耐えられないであろう。いや残業もあるから8時間どころではないのか。仕事が面白い、つまらないもあるが、場自体が辛いと悩みが深い。逆に、その場が究極に面白いのであれば、金曜だけもっと働いちゃおう!という発想だってありうる。

そんな場は、考えられないだろうか。

クリエイティブ空間とは、実は日常をほんの少し拡張することで見つかるかもしれない。

そんな問いをたててこれから、日々考えて、ここも記しながらテストしてみようかと思う。

 

 

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