昆虫の減少について私たちが助けられること

虫のお話。春や夏になると増える虫たち。人間の都合で駆除していますが、実は環境全体で見るととても大切な役割を果たしてくれているといいます。

「米国だけでも、野生の昆虫は、受粉や廃棄物処理などを無償で行うことで、毎年700億ドルの経済貢献をしていると推定されています。」「米国だけでも、野生の昆虫は、受粉や廃棄物処理などを無償で行うことで、毎年700億ドルの経済貢献をしていると推定されている」

「科学者の間で意見が分かれているが、ある調査では40%の昆虫種が絶滅の危機に瀕していると推定されている。」

堆肥や菜園づくりをしてバクテリアや昆虫の存在に意識的になっていることもあり、この文章の指摘は響きました。

庭に草むらを少しだけ残してあげる、マンションのバルコニーに鉢植え一つ置くだけでも、ずいぶん虫たちの助けになるのだそうです。

秋に、草むらをなぎ倒そうとした時に、コガネムシが集っているのを見つけそこは残すことにしたのを思い出しました。そこに野鳥もやってきているので、そこにも一つのサイクルがあるんでしょう。

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クマバチもブンブン飛んでくるので、怖いなあこれは殺虫剤か、、、と思ったのですが調べると温厚なハチで花粉を体につけて飛んで受粉を促す、といいます。これもそのままいてもらうことにしました。

全ての昆虫が安全安心とは言えませんが、昆虫とはいい感じの距離で付き合いたいものです。

理想の暮らしは、人だけで成立するものではないはずです。もともとこの土地にいるものたちとの関係を少しでも保持しながら、相互が生きられたらいいなと考えています。

まずできることは、なるべく彼らの居場所を残してあげることかなと思います。そして必要以上に駆除しないことです。何かをなくせば、何かが増える、そしてそれは全体にとって都合が悪いバランスの崩し方をする、可能性がいくらでもあるのです。