2018年猫の公園の桜

今年も昨年同様、品川荏原の通称猫の公園でお花見を家族とした。

三月に96歳だった祖母は旅立ち、見舞いや葬儀のときは寒さに震えたものだったが、同じ月なのにこの暖かさに驚く。

入れ替わるように生まれた子が一人増えて、今年は三人で花見。

猫の公園というからには、いつものように隣の家の屋根の上から茶色の猫がこちらをうかがっていた。

今年も独占でこの場を楽しむ。この場所には、何があってどんな経緯でこの木は植えられたのだろうね、などと再び話した。ソメイヨシノの寿命は、60年ほどだと聞いたものだが、東京工業大学の桜にまつわる記事によれば剪定方法を工夫することで123年まで生きている木もあるという。この公園の木もなかなか老木のようで、日照は悪くなさそうなのに、他の場所より満開が遅い。

ひっそり咲く桜で対して気にも止められていないのではないかと思っていたが、週末に通ったら、町内会の花見宴会でいっぱい人がいた。失礼失礼。

花が散っても木は立派だ。また一年木の佇まいを横目に楽しませてもらうつもり。