書店員が本気で選んだ美術書カタログ 「defrag」が拓く美術の世界

先日、長らく友達とやっている年一回の本の交換プレゼン会を今年もやって多分野の視点の面白さが盛り上がってます。自分とは違う分野のエキスパートが、今年これが面白いという本を年一回でも知ってあみだくじを使って交換するというのは、凝り固まりがちな思考回路に刺激を与える良いチャンスです。

質の高い書籍ガイドといえばジュンク堂で無料配布されている芸術書担当者推薦の「defrag」ははずれのない選書でカタログ見てるだけで全部読んでみたくなる力作です。(有料でもほしいくらい)

著者ももちろんすごいけどプロの売り手も相当すごい。その分野の専門家の紹介は、それ自体が少し難しかったりしませんか。もちろん書店員も専門家ですが、お客さんとしての読者に喜んでもらう、あるいは本好きが自分も面白かったという視点はジュンク堂ならではの切り口。今は書店で2が配布されてます。1はオンラインで公開されてますね。

あと、美術分野の本はたくさんあれど、横断的に一押し本を紹介してくれる人はなかなか周りにいません。

読みやすいエッセイから専門書まで、短文のキャプションで紹介されています。気にならないものがないくらい魅力的な品揃えです。

ちなみにdefrag1を参照して、高橋美江著「お散歩写真概論」や飯沢耕太郎著「写真美術館へようこそ」を読んでいて、今年はそこから連なる新たな分野の本と出会いたいと思っています。

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