豊島園近隣マンション8階からの見晴らしは天守閣なみ

先日、練馬区の豊島園近辺のマンションに行く用事がありました。場所は、石神井川の少し北側で豊島園の東側にあるマンションの8階。都内の8階といえば、経験上は隣り合うビルの窓が見えるだけのはず。

しかし、その遮るもののなさに、昔の天守閣からだとこんな景色が見られるだろうかというほど、広々と町の様子がわかります。東京の東をはるかスカイツリーまで視界を大きく遮るものはなく、西側には豊島園とその背景には富士山が見えます。

40階の高層マンションやビルであれば、見通せるでしょうが、8階でこんな状況はありえるのでしょうか。城主の視点じゃないか?と直感的に思いました。

少し調べてみると、どうもこのあたりは標高40メートルの台地で、数百メートル南側に室町時代に豊島氏が居城としていた練馬城があった地域とあります。道理で!

江戸城と河越城の中間とあるので、この場所から広く東の江戸や西北の川越も監視できたとのこと。

さて、僕たちはと言うと、この景色を借りて、2019年の昨年の振り返りと新年の抱負を語り合ったのでした。見晴らしのよいところにいると、人生の視野も広がる気がします。それと室町時代の将の見た景色を少しだけ追体験したのでした。