冬虫夏草をご存知でしょうか。
東北リサーチで赴いた山形県大鳥の山中を散策中に、スズメバチから植物のようなものが発芽している不思議な物体が落ちていました。漢方薬としてはなかなかに古い歴史があるようです。
Wikiなどで調べると、冬虫夏草はコウモリガに寄生するキノコにのみ使うようで、蜂の場合は虫草と呼ぶのだそう。
フィールドワークで面白いのは、人間以外が作った不思議なものに遭遇する可能性があること。動物の残していった足跡や糞、蛇や昆虫の抜け殻などなど。できれば、地元の人に詳しい人と一緒に回ってもらうのが発見が増えます。
虫草も、不思議なものだくらいでスルーしている可能性もあります。一方、地元の人だけでも、またあるなくらいでスルーの可能性も。何事も、玄人の視点と素人の視点が両方あるところに気づきがあるのかもしれません。