僕はある戦略デザインファームの外部パートナーをしていますが、先日そこでご一緒していた方に突然の不幸がありお通夜に参列しました。
自宅のある荏原二丁目から荏原第一中学、星薬科大の横道を抜けると、墓地と墓地の間に細い道が続きます。
昼間はなんてことない道ですが、日が暮れると、それなりに墓場の雰囲気が出てきます。外からお墓が見えないように高い壁で囲ってありので、直接的ではありませんが、垣間見える卒塔婆がそこが墓地の中であることを想像させます。
そこを300mほど進むと桐ケ谷斎場や霊源寺にたどり着きます。今夜は、霊源寺に向かいます。
突然の訃報にもほんとうに大勢の方々が集まり、やや蒸し暑い初夏の夕方、50分ほど並んで待ちました。隣に区立保育園もあり、園児の無邪気な声と斎場のしめやかな空気が混じり合う場。(そういえば、この保育園を候補にいれたのだったことを思い出しました)
プロフィール写真の撮影をしてもらったこと、メディアの立ち上げでブレストしたこと、ファッションのお話、ドリンク企画のディスカッション、陽気で楽しいお話を思い出していました。
人の一生とは何が起きるかわかりませんね。
祈りを捧げてきました。
帰り道、また同じ道を帰りました。不思議なほど近所で行われたお通夜ですが、日常空間から、この細道を通って桐ケ谷に出て、また引き返してくる。途中に長慶寺の大きな山門を横目に、境界線のようなものの存在があることに気が付きます。
生と死について、普段意識することは少ないですが、今日は強く意識しました。