移ろいの芸術

デスクワークに限界を感じると、近所の木々を訪ねていつもの道を辿る。

さすがに桜とイチョウくらいはわかるが、その他は何の木だかもわらかないが、丹念に剪定されていつ見ても美しい。

桜の花が咲き誇っているときが美しいのは、それは当たり前なのだが、あえて枯れて1サイクル終えようとしている終の美みたいなものがよい。

通称・猫の公園では、最近いつもの猫はすっかり見かけなくなってしまった。そろそろ桜の葉も紅葉が極まり落ちてるころ。

歩を進めること15分ほど。林試の森公園。10年前からこの広場が好み。平日は実に空いている。何かゆっくり考えたいときは、このあたりをぐるぐると歩くとよい。(ポケモンブームのときは、ここにたくさん人がいてびっくり)

目黒不動尊の銀杏。今年もとっても美しい。今夜は28日の縁日。じっくり銀杏を撮ろうかと思ったら、人と灯がいっぱいでまた後日とすることに。

僕は、人混みがとにかく嫌なので、身近なところで移ろいを楽しめる木という作品を眺めて回っている。そうすると、デスクワークでは養えない活力がわいてくるんだよね。