僕の恒例戸越地蔵尊参り。秋は12月頃から金色の銀杏が楽しめる。
ここを通るたびに、しっかりお参りをする。
若い頃、具体的には二十代や三十代のころは、普通のときにお参りするようなことはなかった。
それが、今はしっかりしている。
加齢とはそういうことなのか。あるいは、数秒何かに向き合う時間を大切にしているのか、それとも他者への眼差しが変わったのか。多分最後の他者だろう。自分のことなど願うことはないのだから。
「子どもが元気に生まれてきますように」「妻も子も元気で生まれますように」
戸越地蔵尊は、江戸の記憶を残す場であり、美をも伴っていると思う。
このあたりは、道路拡張の予定があるみたいだが、まさか地蔵尊を動かすなんてことがありませんように。