星薬科大の時計台。通りすがりはいつも腕時計代わりに使わせてもらっている。空が青いときにとくに映える白い建物。
この町に越してきてから、知ったが大正時代に建てられたレイモンド建築である本館、そしてこの時計台、正門の銀杏並木とコンパクトな単科大学に、一朝一夕には出来ない歴史を感じる佇まいがある。(レイモンド邸に関心があるので、こんな近所にもゆかりの建築物があることに驚く)
ちなみに下の白い建物は女子寮だそう。薬学部というのは、女性比率が高く6〜7割は女学生とデータが公開されていた。きっとキャリアが継続しやすい職が薬剤師や創薬の研究者なのだろう。
さて、女子寮の前にはもうしばらく建物はなく、一見菜園のような空き地になっている。これは大学の土地なのだろうか。おかげで時計台の星薬科大学医薬品化学研究所がしっかり見られる。1986年設立とのこと。そこまで古くはないが、いい味出てる。
2018年現在、旧中原街道は防火用の道路拡張工事が予定されておりちらほら立ち退きによる空き地が出来てきているが、部外者ながらどうか星薬科大学の美しい佇まいはうまく残ってほしいと思う。