Kunio Sonoda(園田邦夫さん), Translator & Minister

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Mr Sonoda left Japan when he was 22 to study theology in the US. After that, he moved to the UK. Then he already had two children. During his Ph. D study at The University of Edinburgh, he began to work as a translator. With his intelligence and experience, he could get many offers for historically essential conferences. For example, the trade conflict in the 1960-80s was one of the significant issues. He used to work for the president of Toyota, Nissan, Sony, etc. and the UK & Japanese governments. I saw his picture with Margaret Thatcher. Being a minister is also his professional job. He does not only translate between different cultures and languages but also God and humans.

園田邦夫さんは、22歳のときに神学を学ぶため米シカゴ郊外のホイートン大学に留学されました。修士課程まで修了後、次はスコットランドのエジンバラ大学の博士課程での研究をはじめられます。そのときすでにお二人のお子様がみえたそうです。そんなこともあり、通訳の仕事をはじめられました。

当時、園田さんの専門性とその通訳のクオリティの高さから、歴史的にも重要な会議の通訳を依頼される機会が増えていました。特に1960〜80年代は、日英貿易摩擦の問題が加熱しており、トヨタ、日産、ソニーなど大企業の社長、そしてサッチャーや日本の総理大臣、東京都知事などの通訳を担当される活躍ぶりでした。

牧師としても長らくイギリスで働かれています。今回(2013年2月)、ポートレイトの撮影を快くお引き受けくださり、園田さんのお宅に伺い撮影させていただくことができました。

ロンドンから列車で1時間ほど離れた郊外にあるとても広いガーデンを持つお宅で、穏やかな日差しの気持ちが良い室内で行いました。「当時、大きな家を買って、それから通訳として一生懸命働きました」と笑いながらお話してくださいました。

文化や言葉を通訳することに加え、神と人との間を取り持てる通訳者でありたいと仰っていたことがとても印象的でした。

園田邦夫さんについて詳細はこちらのインタビューを参照「縦軸と横軸を両方を結ぶ存在でありたい」

【追記】

2017年9月に園田邦夫さんは、お亡くなりになられたと聞きました。
ロンドン留学時代、卒業展でお話させていただいてから、ポートレイトの撮影や気にかけていただき時折ご自宅にお伺いしたり食事をごちそうになり楽しくお話させていただいたのを思い出します。A3サイズに印刷したポートレイトを差し上げたときにいただいた笑顔を今でも忘れません。最後にメールをやり取りしたのは2016年に結婚のご報告をしたときでした。ご自身も結婚60年が過ぎました、末永く仲良くね、とお言葉をいただきました。

ご冥福をお祈りいたします。

「故園田会員追悼礼拝に寄せて ご子息による追悼文」